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【イベントレポート】 【第4回イノベーション・エクスチェンジ】~グローバル企業と連携し、世界に通用する新商品開発を~2013.07. 31

( 13年09月25日 ) reports

グローバルにビジネス展開する企業の方にニーズを発表していただいた上で、技術提案や、共同開発提案を行っていただき、オープンイノベーションによって新規事業につなげていくためのイノベーション・エクスチェンジ。
4回目となる今回は、サンスター株式会社ヘルスサイエンス研究所所長の高塚勉様より同社が求める技術ニーズをご説明いただきました。

『自転車用ゴムのりから』から『オーラルケア』へ

現在サンスターは、マウス&ボディ、ヘルス&ビューティ、環境&アメニティ、セーフティ&テクノロジーという4つの事業分野があります。
サンスターと言えば、オーラルケアというイメージがありますが、実は・・・
サンスターの原点は自転車用ゴムのりです。創業時は自転車用ゴムのりを金属チューブに入れて売っていました。その金属チューブを量産する際に鉄板を打ち抜き筒状にする技術を活用し、自転車用ギアやモーターサイクル用スプロケットやブレーキディスクの開発に取り組み、現在米国大手バイクメーカーのスプロケットの7割は、サンスター製となっています。また、ゴムのりの技術を活用して、自転車用の接着剤や住宅向けの接着剤を開発販売しています。そしてあるとき金属チューブが大量に余ったので、詰めてやろう!ということで歯磨きチューブを作った、という秘話まで披露していただきました。このように技術を組み合わせ、新たな製品を開発してきたサンスターは、大阪府高槻市に拠点がありますが、ジュネーブに本社を置くグローバル企業です。

サンスターが目指すオープンイノベーション

そんなサンスターがなぜ、オープンイノベーションに取り組むのか。
サンスターではこれまで、自社で技術開発を行ってきましたが、電子部品やものづくりでのオープンイノベーションに取り組む企業が多い中、オーラルケアでのオープンイノベーション開発に取り組む企業はあまり例がなく、他社に先駆けてサンスターが協業に取り組むことで、消費者の喜びを一緒に分かち合いたいとの思いから、今回のオープンイノベーションが実現しました。オーラルケアに関しては他分野の技術が活用できる部分が多いと考えられています。今回は、オーラルケアに関する考え方や、イノベーションにつながるポイントを中心に技術ニーズの説明をしていただきました。個別技術の説明として、歯周病などの殺菌に関する素材、虫歯などの再石灰化を促進する素材、口臭抑制素材、知覚過敏を評価する方法、歯の美白に関する技術、唾液分泌促進素材など21項目の技術について解説していただきました。約90名の方に参加いただき、熱心に技術ニーズに関しメモをとる姿が見られました。

(文:瀬川 寿幸)


主催:大阪市都市計画局
プログラム

( 13年09月25日 )
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