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【イベントレポート】 OIHセミナー 「英国発テクノロジーが世界を変える Hailoに学ぶ IT×旧サービスの融合によるイノベーション創出」 2013.09.19

( 13年10月18日 ) 【イベントレポート】 OIHセミナー 「英国発テクノロジーが世界を変える Hailoに学ぶ IT×旧サービスの融合によるイノベーション創出」 2013.09.19

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英国では多様な社会課題を解決する先進的なテクノロジーが次々と開発されています。
今回はスマートフォンを通じてタクシー業界にイノベーションを起こしている英国のHailoから「IT×旧サービスの融合によるイノベーション創出」に関してヘイロー・ジャパン代表取締役社長兼ヘイロー・アジアパシフィック社長の藤井清孝氏をお招きして講演いただきました。
IT×旧サービスの融合はまさに大阪が持つ多様なものづくり産業を世界市場に通用させるための重要な課題であります。藤井社長はなぜタクシー業界でイノベーションを起こそうと思ったのか、その想いを伺います。

英国の新しいイノベーションの聖地 Tech City

現在、使用されているPC、電話、TVなどのコア技術は英国から誕生しており、その中心としてケンブリッジやエジンバラが挙げられると英国総領事館 上席商務官 宮松 寛有氏は言います。
近年、ロンドンのTech Cityが新しいイノベーションの聖地として注目されています。Tech CityにはGoogleやFacebookといった大企業も含め1300社以上の企業が集積しています。最近はICT以外にもエネルギーやヘルスケアの企業も集積しつつあり、新しい産業創出の担い手になっています。

 

アイデアがあれば世界を変えられる

宮松氏による英国最新テクノロジーの紹介に続いて、Hailo FounderのRussell氏とヘイロー・ジャパン藤井社長との対談です。
近年、インターネット環境が整備され、アイデアがあれば、少額資金でも事業をスタート出来るようになりました。ITによって世界を変えることが出来る時代になったのです。Hailoも少額の資金とアイデアからスタートした会社です。Hailoのサービスはタクシーと乗客とのミスマッチを無くすことで、当初は競合するアプリもありましたが、今はもうありません。その理由は、最初に運転手向けのアプリを作ったことにあると考えています。2011年11月サービスローンチ後、英国では6~7割のドライバーがHailoを使っており、今や世界12ヶ国、700万人のユーザーがアプリを使用しています。そして、この大阪(日本)が13ヶ国目となります!

IT×旧サービスの融合によるイノベーション創出

タクシー業界は実車率が4割でも採算が取れるという非効率な業界ですが、ここに大きなビジネスチャンスがありました。Hailoを通じてマッチングの効率性を上げる事でイノベーションが起こると考えました。また事前にクレジットカード情報を登録しておけば乗車時、現金やクレジットカードがなくても利用できるため、ユーザーにとっても利便性がとても高いサービスです。アイデアさえあれば、既存のインフラを使用して、グローバルにビジネスを展開することができるのです。

Hailoはスマートフォンのインフラを用いてタクシー業界にイノベーションを創出しようとしています。インターネットやスマートフォンのインフラが整備され、ベンチャー企業であっても世界を変えられる時代が到来しました。
Russell氏と藤井氏の対談の中で「これからの起業は既存インフラを活用したスピードが重要」と話されました。時代の変化とともに起業家に求められる能力も変わってきているのかもしれません。

 

(文:牧野 成将)


主催:大阪市都市計画局 共催:英国総領事館 運営:innovate!osaka

( 13年10月18日 )
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