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W-SHIFT プロジェクト~私たちが世界を変える~ グローバル・ソーシャル・イノベーター講演 「ソーシャルプラットフォームがつくる新しい社会のカタチ」 2013.9.20

( 14年01月07日 ) W-SHIFT プロジェクト~私たちが世界を変える~ グローバル・ソーシャル・イノベーター講演 「ソーシャルプラットフォームがつくる新しい社会のカタチ」

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「We Shift, World Shift」の掛け声のもと、ビジネスを通じて社会的課題を解決し、世界を変えるようなビジネスプランの構築を目指すW-SHIFTプロジェクトセミナーシリーズ。第2弾は世界196カ国 4,000万人以上のユーザーをもつ世界最大級の署名プラットフォーム「Change.org」の日本キャンペーンディレクター・ハリス鈴木氏をお招きしご講演いただきました。

ソーシャルメディアの力で社会をフラットに

24歳の時、ハードワークがきっかけで体調を崩し、医者からもう歩けなくなるかもしれないと言われた。今まで順調だった自身の生き方を見直すよい機会となり、これからの生き方を考えた。自分の人生を何に費やしたらよいのか?その時、友人からアメリカ大統領選挙での選挙キャンペーンのボランティアに誘われた。ウェブサイトやSNSを駆使したキャンペーンで、ソーシャルメディアの影響力の大きさに驚いた。ソーシャルメディアが社会をフラットにすると感じた瞬間だった。

Change.orgの誕生とビジネスモデル

Change.org創業者はカリフォルニア出身でスタンフォード卒業の Ben。当初、ウェブサイトの構築をしていたが、南アメリカでレズビアンが強制的にレイプされていることを知り、政府に対策を求めウェブを通じた署名キャンペーンを試みた。その結果、3週間で17万人の署名が集まり、政府は同様の被害を防ぐべく、撲滅チームの発足を約束した。これを機に世界中から署名を集めるサイトに切り替えた。それがChange.orgになった。
現在、Change には4,000万人の登録者数がいて、毎月100ー200万人の勢いで増加している。現在18言語に対応しており、欧米だけでなく、アジアでも発信されている。ビジネスモデルは広告事業だが、経済的利益のみではなく、社会的企業としての役割を担いたいと考えている。

Change.orgは世界の署名プラットフォーム

私達は署名を通じて世界を変えることが出来ると信じている。例えば、世界的にも有名なバイオリニストの堀米さんのバイオリンがドイツの税関で引っかかり、罰金を請求されたことがあった。その時もChangeで5,000人もの署名が一瞬で集まり、無事にバイオリンが戻ってきたことがあった。
インターネットには社会を変える力がある。たかが署名で社会が変わるのかと思う人がいるかもしれない。しかし署名は皆の声の集まり。一人一人の声は小さくても、それが集まった時は大きな力に変わる。Changeはインターネットを通じて、社会をフラットに、そしてより良い社会の一助になりたいと思っている。

Change.orgは140名程度で運営される署名のプラットフォームに過ぎませんが、Change.orgではじめたキャンペーンは196カ国に住む4,000万人以上のユーザーに届きます。身近な困り事から国政レベルの社会問題まで、誰かの「変えたい」という気持ち1つで社会を変えることができるのです。Changeに集まる一人一人の声が着実に社会を変える一歩になっているのです。今までのビジネスでは直接的に働きかける事が一般的でしたが、Change.orgのように多様なステークホルダーを巻き込んで新しい社会を醸成するという、新しいビジネスの潮流を示しているのかもしれません。

(文:牧野成将)


主催:大阪市都市計画局 運営:innovate!osaka

( 14年01月07日 )
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