Event Reports

Assistive Technology Innovation Workshop
〜ぼくたちが変える、新しい福祉のカタチ〜

( 14年09月05日 ) img_at00

<開催日:2013年10月6日、10月20日、11月10日、12月1日>

超高齢社会を迎え、今後、需要が確実に増えていく車いすや介護用リフトなどの福祉用具。「Assistive Technology Innovation Workshop」は、自分が、または自分の親が、福祉用具を使わないといけない状況になった時、仕方ないから使う、ではなく、
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●笑顔で日常生活を送ることができる、
●使っていて楽しくなるような福祉用具をデザインしよう!
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ということではじまった4回シリーズのワークショップです。
そう、テーマは「Assistive Technology(福祉用具・機器)をイノベーションする!」。

参加者は、プロダクトデザインやユニバーサルデザインを学ばれている大阪芸術大学、大阪工業大学、大阪大学などの学生19名が集まりました。

介護現場と福祉用具の現状と課題を知る!
デザインをはじめる前に、介護現場と福祉用具の現状と課題を知るために、理学療法士や介護士など、介護福祉の仕事に携わる方からの講義を受け、様々な体験をしました。

車いすから介護用リフトに移乗する、生まれて初めての体験。
「どんな感じ?」「これはちょっと恥ずかしいかも。。」
また、腕や脚におもりを付け、色のついたメガネをかけて高齢者体験もしました。

 

その後、老人ホームの居室を再現したオリックス・リビング イノベーション・センターにて、ベッドからリフト、リフトから車いすへの移乗介助を実践!被介護者役の学生さんは、車いすに乗ったままトイレへ移動して、便座へ移る体験も。介助する方もされる方も、「こんなに大変なんだ・・・」と実感。


体験したことをどのようにデザインに落とし込むか?

福祉用具のカタログを調べたり、福祉用具の展示場に行ってみたり、実際に車いすをレンタルして観光してみたり・・・と、限られた時間の中で、実際の開発企業さんからのアドバイスも受けながら、ブラッシュアップしていきます。


最終発表

そして、審査員として、福祉用具メーカーや介護士さんなどが見守る中で、緊張の最終発表。

 

発表内容は、審査員が驚くほど、どのチームも完成度が高く、
すぐに実用化ができそうなものもありました。

福祉機器「くつろぎ」
車いす使用者が、室内で家族と団らんする時に、車いすの高さを変えて目線を合わせることでくつろぐことができる室内用移動機器。
介護用リストのイノベーション「liftio」
これまでのリフトのイメージを一新し、部屋の雰囲気に馴染み、「素材感」と「形」に配慮した介護用品感が薄い生活感のあるリフト。
京都観光用車いす
京都観光の際に、寺社仏閣に多い砂利道にも対応し、介護者の負担を軽減できる機能を持ち、京都らしい重厚感ある車いす。
車いす装着ユニット ピエロ~PIERO~
車いすに取り付けることで、手動車いすが全方向移動できる電動車いすになり、長時間の移動やレジャーに対応できるユニット。
ibow(相棒)
温度で変形する素材を使い、使っていない時はペット代わり、出かける時にはGPS内臓の杖となるコミュニケーションツールとしての歩行補助器具

優勝できずに悔し泣きする学生がいるなど、一生懸命さが伝わってきたワークショップでした。
その後、企業と一緒に試作開発に取り組むなどの動きもあり、これまでの常識にとらわれない感性を持つ学生と開発企業とのマッチングは、今後も推進していきたいと思います。

今年度もワークショップを開催します!
http:http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=18019

( 14年09月05日 )
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