Innovators

失敗を恐れるな。叩かれても、叩かれても出る杭になれ。そこからしかイノベーションは生まれないんだ。

( 13年03月14日 ) img

500startups創設者 | デイヴ・マクルーア氏
http://500.co/
2010年の創設以来、約2年間で150社ものベンチャー企業に投資を行う500startupsの代表。アーリーステージ企業への比較的少額の投資やアクセラレータープログラムを運営する。

今、日本は火事なんだ!わかっているのかい?

突然だけど、君たちは自分の家が燃えているときでもジャケットを着てネクタイを締めてから逃げるかい?そうじゃないだろう。今、日本は火事なんだ。経済を見ても景気を見ても、雇用を見ても火事だよ。みんなの格好を見ていると僕にはキミたちは火事だって分かってないように見えるんだ。本当にわかってるのかい!!だから僕はこの通り、ラフな格好なのさ。それとこの格好を見て分かることがもうひとつ、それは僕もまたスタートアップの途中ということなんだ。そういうマインドを持っていることがとっても重要。今回はそんな話だ。

イノベーションを起こしたければ、失敗しろよ!

ビル・ゲイツは成功者だけど、スティーブ・ジョブズは長く失敗者の代表として名前をあげられてきた。そのことは記憶にあるだろう。自分で作った会社をクビになって、パソコンのシェアは追い込まれ、一時期は会社の業績も危ないもんだった。でも今、みんなにとって、彼は挑戦的で尊敬する創業者のはずだ。この例で分かるとおり、イノベーションは失敗、それも創造的に失敗したその先にあるものなんだ。繰り返し、繰り返し失敗して出る杭になれよ!フォーマルではダメだ。学ぶためには人前で恥をかくこと、それが成功者の秘訣なんだ。

10年前と比べてみろよ。どこまで心配すれば気が済むんだ。

10年前にスタートアップするのはすごくお金がかかった。サーバーやハードウェアの費用は信じられないぐらいだ。それに今はネットワークやクラウドサービスを使うこともできるし、YouTubeなどのインフラだってある。LINEやカカオトークなどのプラットフォームも伸びている。何百万もの人々にアピールできるツールがあるんだ。確かに起業はむずかしい。でも昔は500万ドルものお金が必要だったんだ。いったい何が足りないって言うんだい。それは君たちの気持ちじゃないのかい!

僕の投資スタイルを教えよう

小さな企業が失敗する確率は高い。でも、僕はあえてそこに投資する。少額の投資を数多く行い、その中から成功しそうなものを見つけていくんだ。小さな規模で10万ドルぐらいかな。そうやって多くの小さな企業へ投資を行うことで、失敗へのプロセスと成功へのプロセスを学ぶことができる。そうやってプロセスを学ぶことで次の大きな賭に出ることができるんだ。投資対象がメーカーなら、目的のための必要最小機能の製品を可能な限り早く作ってくれ、と思ってる。僕はテストを繰り返していく途中でメンバーを増やしてOKか、投資を増やしてOKかを考えているんだ。そのプロセスを繰り返して最後に大きな投資をする。失敗するならサッサと失敗したいとも思っているよ。

投資家の人たちは、僕みたいに少額で多くの会社に投資をしてほしいんだ。大阪がイノベーション都市となるにはこの方法がいいと思っている。それと最後に、国家や都市がイノベーションを成功させる3つの方法も言っておこう。
ひとつめ、外国人を受け入れろ。
ふたつめ、個人保証の仕組みを変えろ。ペナルティーが大きすぎだ。
みっつめ、家が火事だったらジャケットを着るヒマはないぞ。

( 13年03月14日 )
  • ※ 最初は大阪イノベーションハブが間に入らせていただきますが、最終的にはプレイヤーの判断によりますので、
    必ず連絡がとれるとは限りません。ご了承ください。
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