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糖尿病を容易に早期発見、医療機器参入!

( 13年12月18日 ) 株式会社 飛鳥電機製作所 社長 吉村 眞一氏

株式会社 飛鳥電機製作所 社長 吉村 眞一氏
液晶パネルやプリント基板検査装置などの設計、製造を手掛ける。現在、液晶パネル用検査装置の技術を応用し、容易に糖尿病を早期発見できる足底感覚評価装置で医療機器分野へ参入する。2014年春までに改良医療機器の承認を取得し、販売を目指す。
http://www.asuka-denki.jp

OIHでは、いろいろな人たちと縦に横につながり、夢を語り合いたい。
そのつながりがネットワークとなり、お互いがそれぞれの特徴を活かしあえ、
夢を実現に持っていけるような関係をここでつくりたいと思っています。

ひらめきから開発へ

足底感覚評価装置足底感覚評価装置を開発するきっかけとなったのは、5年前、井野先生(産業技術総合研究所)と一緒に羅先生(神戸大学)の所へ遊びに行った時のことです。その当時、羅先生と共同研究をしていた足首インピーダンス測定装置について話をする中で井野先生が大学時代、手の触覚の研究をしていたことを聞きました。その時直感で、足への応用をして足裏の感覚の数値とインピーダンスを結び付けて数値化すれば、転倒予防につながると考えたのです。すぐさま、3週間で装置及びソフトを開発し、丁度その折インテックス大阪で関西医療機器開発・製造の展示会が行われると聞き、急遽出展することを決めました。
結果、製品が高く評価され大阪府より補助金を頂きました。この展示会で市場の反応が判り、また製品化に自信を深め、その後様々な展示会にも出展しました。更に試作から実用化に向けて大阪市よりの補助金を受けて一歩進め、引き続きの支援により、製品化に必要な、医療機器製造許可、医療機器製造販売許可、医療機器承認に向けて邁進しております。

医療機器参入の苦労

飛鳥電気製作所外観1番の苦労は、開発資金の捻出です。これは中小企業に共通する課題と言えるでしょう。
お金はさておき、医療機器分野参入の難点は、販売までに時間がかかるということです。産業機械と違って良いものを作れば販売できるものではないのです。
最初は、医療機器と言ってもどのように進出すればよいか等初歩的なことも判らず、大阪府の商工労働部バイオヘッドクウォータの方々に手ほどきをして頂きながら、赤ちゃんのようによちよち歩きのような段階から始めました。業許可、及び薬事申請等半年から1年、長ければ3、4年かかる事が段階を経てからわかってきましたが、それでも誤算がありました。3年で製品化でき4年目からは許可も下りて販売できると思っていましたが、ようやく臨床実験、薬事申請にたどり着いたのは5年目のことでした。

夢は日本から世界へ

足底感覚評価装置まずは足底感覚検査装置に対して改良医療機器の承認を取得し、国内の病院施設、診療施設に販売して糖尿病患者の症状がこれ以上進行しない事に貢献していくことが第一ステップです。その実績を基に個人用健康管理機器として全国5500万世帯を対象として販売し、現在糖尿病予備軍も含めて2370万人の人たちの症状の進行を食い止めると同時に、これ以上糖尿病患者が増えないように出来ればと考えています。
現在、世界の糖尿病患者数は、約3億6000万人です。
2030年には糖尿病患者数が5億人を超えると言われています。夢は海外に販売を広げ、世界中の糖尿病患者を減らすことです。

※構造や使用方法、効能・効果、性能が明らかに既存の医療機器と異なる新規性はないが、既存機器と同等ではない医療機器。医療機器の製造販売承認区分は「新医療機器」「改良医療機器」「後発医療機器」に区分される。

(2013年12月)

( 13年12月18日 )
  • ※ 最初は大阪イノベーションハブが間に入らせていただきますが、最終的にはプレイヤーの判断によりますので、
    必ず連絡がとれるとは限りません。ご了承ください。
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