Innovators

日本一にはなった。次はたった15人で世界一をめざす!

( 13年03月13日 ) img

Terra Motors (テラモーターズ)株式会社 | 代表取締役 徳重 徹 氏
http://www.terra-motors.com/jp/
2010年に業界知識が全くなかった電動バイクメーカーとして起業し、現在は国内トップシェアのメーカーに。日本国内企業の優秀な技術を背景に、社員15人で電動バイクシェア世界一に挑むイノベーター。

クレイジー!?そう言われることは嫌いじゃない。

私は電動バイクで世界一をめざしています。「何言ってるんだ。クレイジーだ」とあなたは思いますか?現在、社員数は15人。それでも私の会社、Terra Moters(テラ モータース)は2010年の設立後2年で日本一のシェアを獲得しました。これは現実です。その状況でクレイジーと言われることは、私にとってほめ言葉。クレイジーといわれてネガティブな印象を持つ人が多いとしたら、私はそれが日本でイノベーションが起こらない原因ではないかと思います。イノベーションとは、突き詰めると結局はマインドやビジョンに行き着くと私は考えています。いくらすばらしい能力や技術があろうとも、行動する前からあきらめてしまっては何もできないのです。このことは日本の既存企業の競争力にも関係があるかもしれません。海外に出ると日本企業の閉塞感を感じます。みなさんもいちど海外に出てみて下さい。海外の企業なら成功率60%でGOです。中国のハーウェイなら30%でOK。日本企業がリスクを恐れてアクションを起こさないうちに、海外の市場はサムスンかLGばかり。そんな状況、悔しいと思いませんか。

一度すべてを捨てた。それがよかったんだと思う。

私は、いわゆるいい学校、いい大学、いい会社と優等生の道を進んだのですが、それを一度すべて捨ててシリコンバレーに行きました。理由は「行きたかったから」です。今があるのは、そのときそう決断し、実行したからだと思っています。シリコンバレーに行くとEV事業をやっている仲間の話をよく聞きました。「ITやネットワークテクノロジーの街でなぜEV?」・・・そこに興味を持って調べたことがすべての始まりです。調べてみると、今、産業界では大変革が行われていることがわかります。たとえば自動車業界であれば大手メーカーの下に一次、二次の下請けが無数にぶら下がっています。垂直統合型ともいえると思います。しかし現在では得意技術を持ち寄ってひとつの製品をつくる水平分業型といえる産業構造へと、時代は大変革の真っ最中です。いちばん簡単な例がパソコンです。CPUならインテル、OSならマイクロソフトというそれぞれの分野の技術を持ち寄ってひとつの製品が作られるようになりました。私は、今が100年に一度の大変革のタイミングだと思っています。もちろん、チャンスです。

電動バイクや電気自動車のフィールドでは何が起こっているのか。

日本のエンジンバイクの部品点数に比べて、電動バイクの部品点数は1/4程度ですみます。日本のエンジンバイクのシェアは世界でも高いけれども、電動バイクはまだまだ少ないという背景もあります。設備投資も少なくていい。背景的に環境への関心も高まっている。このフィールドで、電池、モータ、タイヤ、軸受け、サスペンション、ブレーキなどの完成された個々の技術を持ち寄って世の中に求められる電動バイクを作ることができたなら――それが私のビジネスの始まりです。既存の垂直統合型のバイクメーカーの系列からこのような方法で電動バイクを作るのはたくさんのしがらみがあって無理でしょう。なにも知らない私だからこそ、できた。もちろんテクニカルな部分での努力はあります。でもそれを凌駕するスピリットがあるかどうか。それが今、問われているのです。

( 13年03月13日 )
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