03. 大阪で始めた起業家たち

大同生命保険株式会社広岡 浅子

大同生命保険株式会社 広岡 浅子
“九転十起(きゅうてんじゅっき)”で近代日本を全力で駆け抜けた女性実業家
江戸時代、大坂有数の豪商であった加島屋(かじまや)は、明治維新の動乱により経営の危機に直面。広岡浅子は、嫁ぎ先である加島屋の経営に参画し、さまざまな苦難や失敗を乗り越え、加島屋を、炭鉱・銀行・保険など、近代的な企業グループへと変える中心的な役割を果たした。
命の重さに想いを馳せ、夫・信五郎や義弟・広岡久右衛門正秋とともに、明治35年、当時朝日生命(現在の朝日生命とは別会社)を経営していた加島屋が主体となり、護国生命・北海生命との三社合併により大同生命を設立。また、女子教育にも心血を注ぎ、日本女子大学校の設立にも尽力。
浅子の座右の銘は「九転十起」。「七転び八起き」よりも二度多く、転んでもくじけず、何かをつかんでまた起き上がる、浅子の負けん気や、力強い生きざまを表す言葉である。