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新規サービスを検証する際に確認すべき15のチェックリスト

更新日:2021年12月24日(金)

どんなサービスをデザインする際にも必須になる共通点があります。今回が、そんなポイントを15個まとめてみました。これらはスタートアップでも、新規事業でも、利用できる内容です。

サービスアイディアを検証する際の15のチェック項目

1. どのような課題を解決しようとしているのか?

スタートアップが失敗する理由の一つが「市場が求めないサービスを作ってしまった」というものです。ユニークなものを作ろうとしすぎるがゆえに、かえって世の中の誰も欲しがらないサービスを作ってしまうことが意外と多くあります。

2. そのサービスの具体的な特徴を一言で表現できるか?

サービスの特徴を説明する際に、それを初めて知る人に対して、一言で説明できると魅力が伝わりやすいです。実際、iPodは「1000曲をポケットに」がキャッチコピーでした。他にも例えば、Gmailなら「イケてるメールサービス」 Facebookなら「友達の情報がたくさん手に入るプラットフォーム」といったような言葉が付けられると思います。

3. そのサービスがユーザーに与える具体的なメリットはいくつあるのか?

サービスアイディアを考える際に最も重要なのが、自分たちが実現したいことだけではなく、ユーザー視点に立って発想をすることです。そのサービスを利用したユーザーが、具体的にどのようなメリットが得られるのかを客観的に考える必要があります。

4. 以前に同じような課題解決にトライしたサービスはあるか?その結果は?

世の中に課題があれば、それに対してこれまでにソリューションが提供されてきていることが多くあります。しかし、何かしらの理由でうまくいっていなかったり、タイミングが合わなかったりすることもあります。過去の事例からしっかり学び、教訓としてサービスに活かし、同じ失敗を繰り返さないようにすることが重要です。

5. MVPを作成するのに必要な時間は?

アイディアを形にしてユーザーテストを行う際に重要なのが「MVP」です。MVPとは、Minimum Viable Productの略で、ユーザーや顧客に価値を提供できる最低限のプロダクトです。このMVPを作成するために必要な時間を算出することで、より現実的なロードマップを作成することが可能になります。

6. ポテンシャルユーザーへのインタビューは行ったか?

誰も欲しがらないサービスを作ってしまうことを避けるために、アイディアレベルでもポテンシャルユーザーへの聞き込みは必須です。もちろん、MVPができてからのテストも重要なため、ユーザーの声を聞く機会を設けることがサービスデザインの鍵になります。

7. そのサービスを真っ先に使ってくれる人は誰?

プロトタイプができたら、まずは身近な人たちに利用してもらい、フィードバックをもらうことをおすすめします。家族や友人など、真っ先に利用してくれそうな人をリストアップしておきましょう。

8. 同じようなアイディアのサービスがすでに存在しているのか?

もうすでに同じようなサービスが存在しているからといって、諦める必要はありません。FacebookやZoomなど、多くのヒットサービスは意外にも後発。しかし、先発のサービスよりもより良いサービス体験を提供したことでユーザーを集めていきました。

9. 他の企業が真似しにくい特徴とは?

優れたサービスアイディアであっても、リリースした後に他のサービスに真似されやすかった場合、そのサービスは生き残れない可能性もあります。特にデジタル系のサービスは、類似サービスが作りやすいため、自分たちにしかできない特徴や、一気にユーザーを囲い込む作戦など、競合の参入障壁を作っておきたいところです。

10. VPCは作成したか?

自分のサービスアイディアを客観的に評価する際に用いられるのが、VPC(バリュープロポジションキャンバス)です。VPCは、企業とユーザー双方の視点からサービスを評価するフレームワークです。これを活用することで、ユーザーの視点に立ち、彼らのニーズやペインを深掘りすることで、より本質的なサービスを作り出すことが可能になります。

11. 初期ユーザーの獲得方法は?

サービス自体の精度を上げるとともに、忘れてはならないのが初期ユーザーの獲得方法です。現在大人気のサービスでも、実は初期の頃には、非常に地道な方法でユーザー獲得をしていることが多くあります。まずは、初期ユーザー100人をどう集めるかを考えておきましょう。

12. そのアイディアをピッチしてみたことはあるか

製作側がその魅力を100%理解していたとしても、それが相手に伝わらないと意味がありません。相手にサービスアイディアが伝わっているかどうかを確認する最も効果的な方法が、ピッチをしてみることです。聞く相手がそのサービスについてほとんど知識がない人であれば、投資家でなくても問題ありません。何も知らない人でも、数分のピッチを聞くだけでサービスの内容と魅力が伝われば合格です。

13. 投資家が投資したくなる理由は?

一般的に、新規サービスはユーザーメリットの最大化を進めるため、最初から売り上げの獲得を狙っていないケースが多いです。その場合、初期投資を受ける必要があります。スタートアップであれば投資家、社内事業であれば、上司からの予算獲得を達成するために最も効果的な方法は、投資する側からの視点を持ち、サービスの検証を行うことです。

14. アイディア一発勝負になってないか?

新規サービスを考える際には、もちろんアイディアが不可欠です。しかし、ついつい突飛なアイディアだけで勝負しようとすることも少なくありません。どうしても多くの人は稲妻に打たれたような、「一瞬のひらめき」を追い求めてしまいがちです。しかし、スタートアップの世界は、「おもしろアイディア」が思いついただけで勝てるほど甘くありません。「何をやるか」と同じぐらい、「どうやるか」が重要なのです。

15. そのプロジェクトをやっていて楽しいか?

最も重要なポイントは、そのプロジェクトが楽しいかどうかです。例えそれが仕事であっても、楽しくなければ長続きしないし、クオリティーも上がりません。ちなみに、現在人々に愛されているサービスの多くが、遊びの延長としてのプロジェクトをスタートさせています。

最後に

スタートアップをはじめ、新規事業にも通ずる新規サービスアイディアを検証する際に、持っておくべきポイントをご紹介しました。ユーザーや投資家など、サービスの評価に関わる人の視点を多角的に持つことが重要です。本記事でご紹介したポイントに一つずつ答えていくように検証をすることで、死角の少ないアイディアへと練り上げていくことができるでしょう。

執筆者:btrax Japan

編集・編集責任者:大阪イノベーションハブ 大谷

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