大阪市立大学

呼気同期皮膚刺激による生体副交感神経賦活化機器の開発

②【大阪市立大学】

都市健康・スポーツ研究センター

渡辺 一志教授

https://research-soran17.osaka-cu.ac.jp/html/100000548_ja.html

特許 未公開特許出願に基づいた技術

技術概要

呼吸サイクルと連動している自律神経活動の特徴を活かした、
副交感神経の活動を活性化させる機器の開発。

自律神経の活動は、息を吐いている間に副交感神経が活発になり、息を吸っている間に交感神経が活発になるというサイクルで働いている。このサイクルに合わせ、息を吐いている間に身体に負担を与えない程度の皮膚刺激(振動刺激、刷毛刺激)を与えることで、心臓副交感神経の活動を活発化させる機器を開発。

検証結果で得られた最適な刺激箇所と強さを、自動で自然に刺激することにより、副交感神経の働きを高め、現代のストレス社会において健康寿命を延ばすことに役立てる。

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既存技術・競合技術との比較

・従来ではなかった呼吸サイクルに合わせ刺激するという技術。

・機器による微振動および刷毛刺激が鍼灸で用いられる鍼刺激と同様に副交感神経を活性化させる。

新技術の特徴

・呼気同期皮膚刺激による副交感神経活動賦活の相乗効果 

・刺激部位および皮膚刺激振動周波数を提示

・サーミスタを用いた呼気同期皮膚刺激の自動化の実現

活用が想定される業種

スポーツ分野、医療分野、睡眠分野

・慢性疲労の緊張緩和

・スポーツ選手、愛好家のコンディショニング

・睡眠促進

想定されるビジネス用途

健康関連機器として下記ルートで販売

・スポーツ用品メーカー

・健康機器メーカー

・フィットネスクラブ

現在のニーズ

・目的に応じた振動および刷毛刺激装置の共同開発先

・刺激装置のデザインを手掛けてくれる企業、団体