
開催概要
2025年大阪・関西万博の⼤阪ヘルスケアパビリオン〈リボーンチャレンジ〉ブースにて、HeCNOS AWARD(ヘクノス・アワード)のCN分野で受賞したスタートアップ 14企画計15社 が1週間の展示を行いました。
テーマは「カーボンニュートラル トレジャーハント~便利な未来を支える技術たち~」。ブース全体は「リボーン」と「カーボンニュートラル」のイメージを融合させ、来場者が未来を体感し、地球環境を守るためのアクションを学べる空間を演出しています。来場者は、未来の交通・新素材・エネルギーといった、次世代社会に不可欠なカーボンニュートラル技術を体験しました。
■カーボンニュートラル トレジャーハント~便利な未来を支える技術たち~
出展期間:2025年7月1日(火)~7月7日(月
【出展ゾーンマップ】
【出展企業一覧】 ※順不同
・Yellow Duck株式会社
・株式会社エイトノット
・株式会社レブセル、AC Biode株式会社
・株式会社エネコートテクノロジーズ
・合同会社ELEMUS
・株株式会社QioN
・ジカンテクノ株式会社
・Zip Infrastructure株式会社
・DeepForest Technologies株式会社
・株式会社BIOTECHWORKS-H2
・光オンデマンドケミカル株式会社
・株式会社ヘミセルロース
・株式会社ミーバイオ
・株式会社Revo Energy
■各企業のブースの様子
前週のヘルスケア分野の展示と比べると、「カーボンニュートラル」というテーマは一般来場者にはやや馴染みが薄いのでは…という不安もありましたが、実際には会場には終日多くの人が訪れ、熱気に包まれていました。大阪ヘルスケアパビリオンには今週も約18万人が来場し、展示ブースも連日大きな賑わいを見せました。
今回は「未来の交通」「未来の新素材」「未来のものづくり」「未来のエネルギー」「未来の環境」の5つのテーマでブースを構成。各ブースでは、テーマに沿って各社趣向を凝らした展示で技術を紹介しました。子どもから大人までが足を止め、説明パネルをじっくりと読み込む来場者も多く、社会問題解決の糸口と期待されているカーボンニュートラル技術への関心の高まりがうかがえました。
各社とも、特に展示にこだわっていて、同じテーマのブース同士でブロックを活用した展示で統一させて“実現したい世界観”を演出し、来場者の目を引き付けたり、
カカオの製造工程から出るハスク(殻)を原材料に製造されたプラスチック製品やTシャツなど、大量廃棄されている農業残差(ざんさ)のアップサイクルについて丁寧な展示のほか、二酸化炭素(CO2)を分離・回収する技術を用いて生成されたガラス製の風鈴を展示し、会場内に涼やかな音色を届けるなど、各社工夫を凝らした展示でわかりやすくカーボンニュートラル技術と未来への可能性について発信していました。
■出展者からの声
「弊社が取り組むカーボンリサイクルは、まだまだこれからのビジネスになりますが、万博に出展できたということを胸に、今後の活動に取り組みたいと思います」
「今回の出展を通じて、多くの学びと貴重な出会いを得ることができました。この経験を今後の事業活動にしっかりと活かしてまいります」
など、前向きなコメントが数多く寄せられ、大阪・関西万博を単なる成果発表の場ではなく、“次なる挑戦へのスタートライン”として捉えていました。
出展したスタートアップ各社は、万博出展に向けて1~2年にわたって準備を重ね、各社互いに磨き合ってきたプロセスそのものがひとつの大きな財産です。その積み重ねの成果として、大阪・関西万博後を見据えたパートナーシップや情報連携がすでに動き出しており、今後の展開にも期待が高まっています。
■本イベントを終えて——未来の暮らしを支える“社会のしくみ”へ
今回お届けしたカーボンニュートラル分野で最前線をいく技術が、未来の暮らしを支える“社会のしくみ”となるよう、実装に向けた歩みを引き続き全力で支援してまいります。ご来場いただいたみなさま・出展企業のみなさま、そして多大なるご支援を賜ったすべてのみなさまに心より感謝いたします!
イベント概要
カーボンニュートラル トレジャーハント ~便利な未来を支える技術たち~
開催日時 2025/7/1(火)–7/7(月) 〈終日〉
会場 大阪ヘルスケアパビリオン Reborn Challengeブース(大阪・関西万博会場内)
主催 公益財団法人大阪産業局