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イベントレポート

【2025年11月17日(月)~11月21日(金)】OIHグローバルアントレプレナープログラム

開催概要

ビジネスアイディアの構想初期段階から、世界水準のスタートアップ・エコシステムを体感し、海外に通用するマインドを育むことを目的とした「OSAKA TO BOSTON! グローバルアントレプレナープログラム」。
2025年度は、渡航前の事前オリエンテーションやピッチ研修を経て、11月17日から11月21日までの5日間、アメリカ・ボストンを舞台に実施しました。

本プログラムでは、ボストンのスタートアップ・エコシステムの中核を担う“インナーサークル”との接点を通じて、現地における起業環境や価値観への理解を深めるとともに、グローバルな舞台で挑戦するための自信と人的ネットワークの獲得をめざしました。

【DAY1】City Day
都市とエコシステムの全体像をつかむ

初日は、在ボストン日本国総領事館での訪問からスタート。ボストンの経済・研究環境や産業構造についての説明を受け、世界有数のイノベーション都市がどのような背景のもと形成されてきたのかを学びました。参加者からは多くの質問が寄せられ、プログラム初日から高い関心がうかがえました。

続いて訪問したのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)とノースイースタン大学。学生との交流やキャンパスツアーを通じて、大学が単なる教育機関にとどまらず、地域全体のイノベーションを牽引する存在であることを体感しました。

夜にはウェルカムディナーを開催。現地で活躍する日本人起業家や研究者との交流を通じて、参加者にとってボストンのインナーサークルへの第一歩となる一日となりました。

MITキャンパスツアーの様子

【DAY2】Education Day
本場のアントレプレナーシップ教育を体感

2日目は、アントレプレナーシップ教育で全米1位の評価を受けるバブソン大学を訪問。
「Foundations of Management and Entrepreneurship」の授業に特別参加させていただき、学生同士でチームを組み、会社設立から運営までを実践的に学ぶ起業家育成のスタイルに触れました。参加者からは「日本との授業形式の違いに刺激を受けた」との声も聞かれました。

さらに、英語によるピッチ発表とフィードバックを通じて、実践的なアウトプットの機会を得る一日となりました。

バブソン大学学生を交えた英語ピッチ発表

【DAY3】Industry Day
産業と研究の最前線に触れる

3日目は、ライフサイエンス分野のスタートアップを支えるインキュベーション施設「LabCentral」を訪問。研究成果を事業化へとつなげるプロセスをワークショップ形式で体験し、研究とビジネスの距離感を実感する貴重な機会となりました。

午後には、ロボティクス分野の産業集積拠点であるMassRoboticsを訪問し、ボストンにおける産業クラスターについて理解を深めました。

LabCentralでのワークショップの様子

【DAY4】Innovation Day
イノベーション拠点のインナーサークルに入る

4日目の午前中は、各自が現地でつながった人々とのアポイントや大学訪問など、自由行動を実施。午後には世界で最もイノベーティブな支援機関の一つとされるCICを訪問しました。
館内ツアーでコミュニティの力を体感した後、Venture Café Cambridgeで毎週開催されている「Thursday Gathering」に参加。多様なバックグラウンドを持つイノベーターが集う場で、参加者は自ら積極的に声をかけながら交流を深めていました。

Thursday Gatheringでのネットワーキング

【DAY5】Deep Tech Day
Deep Techへの理解を深め、次のステップへ

最終日は、KSAC主催の「Deep Tech Bridge 2025」に参加。日本の研究者やスタートアップによるピッチ、専門家による講演を通じて、日本のスタートアップと海外企業の共創や事業化の可能性を具体的に捉える機会となりました。

プログラムの締めくくりには、5日間の振り返りセッションを実施。参加者一人ひとりが学びや気づきを共有し、「海外でも挑戦できる」という実感を言葉にしていました。

Deep Tech Bridge 2025イベントの様子

【プログラム報告会にて】

帰国後には、海外ワークショップ参加者による学びの共有や、その後のアクション・変化を紹介するコミュニティ向け報告会を実施しました。
本報告会は、プログラム参加者をはじめ、過去のアルムナイ、大学関係者、支援機関が集う、完全招待制のイベントとして開催。現地で得た気づきやつながり、そこから生まれた新たな展開など、リアルな経験に基づく知見を共有し合い、コミュニティの成長と相互交流を深める機会となりました。

さらに、2013年に実施した海外ワークショップのOBであるorosy株式会社 代表取締役 野口 寛士氏と当時の企画運営に携わっていたMonozukuri Ventures CEO 牧野 成将氏によるトークセッションも実施。

野口氏は、学生時代にOIHの実施する「第一回シリコンバレー人材派遣プログラム」参加をきっかけに起業。プログラム終了後も現地で開発を継続し、海外VCからの資金調達を達成した経験から“外に出る”ことで得た学びを共有しました。なかでも、「市場規模など外部の物差しで判断するのではなく、自分が何を実現したいのかという価値観を起点に、理想と現実のギャップを生まない環境を選ぶことが、長く挑戦し続けるうえで重要」という言葉が参加者の印象に強く残りました。

また、多くの成長するスタートアップを見てきた牧野氏からは、伸びるチームの共通点として、限界を決めず行動量を増やし、外部との対話を重ねることの大切さが挙げられる一方で、「プログラム参加」自体が目的化し、挑戦の軸がぶれてしまうことへの危うさにも言及。得た経験を自分の価値観として消化し、次のアクションにつなげていくことの重要性が参加者に向けて語られました。

OIHでは、2026年4月の拠点リニューアルを控え、今後さらにグローバルに活躍をめざすスタートアップの支援に取り組んでいきます。こうしたプログラムを通じて生まれたつながりや学びが、大阪から世界へと広がる新たなイノベーションにつながっていくことを期待しています。

帰国後報告会での集合写真

イベント概要

イベント名:OIHグローバルアントレプレナープログラム
開催日 2025年11月17日(月)~11月21日(金)

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