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ホーム起業家ライブラリ庄野 祐介 氏 (Yusuke Shono)

シリコンバレーの5日間で起業を決意。
「8ヶ月でのスピード調達」も、頑張る気力も、大阪のアツいエコシステムのおかげ。

庄野 祐介 氏 (Yusuke Shono)

代表取締役
会社名株式会社Warantee
ウェブサイトhttps://www.warrantee.jp/
事業内容スマートフォンアプリによる保証書の電子化サービス『Warantee』

 2013年3月、京都大学在学中にOIH主催のシリコンバレーワークショップに参加した庄野氏。4月からは一部上場企業のITコンサル会社に就職が決まっていたが、シリコンバレーの5日間で人生観が変わった。

 もともと現在の事業の根幹となる「保証書をIT管理できないか」というアイデアは持っていた。しかし「何が何でも起業したい!」という思いがあったわけでもなかった。

 シリコンバレーに行ったのも、「IT会社に就職するのだからITの聖地を見ておきたい」という程度だった。しかし、現地で出会ったメンターが「そのアイデア、おもしろいから起業してみたら?」と後押ししてくれたことで、一気に前向きになった。「就職する会社で新規事業を提案しても『無理だ』と一蹴される可能性が高い。それなら今挑戦してみよう」。決断してからの行動は早かった。

 同年10月に会社登記をするまでの半年間、ニーズ調査を行い、保証書をIT管理するための課題と解決策を徹底的に準備した。投資家との出会いを、庄野氏は「ラッキーだった」と振り返るが、万全な準備の結果であることは間違いない。法人登記した翌月、日本ベンチャーキャピタルとしても初の投資が実行され、1000万円の調達に成功した。「悪魔の川」「死の谷」を一気に乗り越えたのだ。

 創業4年目の現在は社員7名を抱え、東京を拠点に事業提携の話をまとめていくのが庄野氏の主な仕事だ。しかし本社は大阪に残している。その理由は「大阪の支援はめちゃくちゃアツイから」

 「資金は東京の方が潤沢だし、事業提携の話もやっぱり東京。でも、その分ベンチャーの数も多いから『地方発ベンチャー』と言う方がメディアも注目してくれやすい。それに、大阪のアクセラレーションプログラム(OSAP ©)なんて東京では受けられない。人と人のつながりを大事にするのって、大阪ならではのあったかい文化なんですよね」。

 「社長は忙しくて孤独」を実感する中で、OSAPで出会った仲間やメンターとの関係が、気力をチャージしてくれているのかもしれない。

 最後に、次のビジョンを聞いた。「日本中の人がワランティを使ってくれる状態が目標。上場より、『私も使ってる! 便利だよね~』と言われる方がうれしい」。シリコンバレーで背中を押されたアイデアが、日本中に浸透する日をめざして、庄野氏の奮闘は続く。

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